ビールのコク×爽やかな酸味!豚肉の伝統料理『セコ・デ・チャンチョ』

「セコ・デ・チャンチョ」という料理は、南米エクアドルで愛されている、簡単にいうと「豚肉と野菜のビール煮込み」のことです。

インカ時代は、伝統酒『チチャ』を使って豚肉を煮ていました。チチャとはトウモロコシやキャッサバを発行させて作る飲み物です。現代ではチチャの代わりに、もっとお手軽なビールが使われることが多くなりました。

「ビールで煮込むの!?」と驚くかもしれませんが、これが隠し味。
大麦の糖分やアミノ酸が、料理に深いコクとうま味を加える効果があります。ビールに含まれる炭酸とアルコールも肉の繊維を分解し、ホロホロに柔らかくしてくれます。

さらにじっくり炒めた野菜の旨味と、仕上げに加えるスパイスの香りが合わさって、豊かな味わい。エクアドルではお米と一緒に食べるのが定番です。お米と相性が良く、ご飯がすすみますよ!

今回はいつもの豚肉料理を簡単に南米風に料理できるようアレンジしました。

実は本場では「ナランヒージャ」という果実を使います。ナランヒージャは、柑橘類とパイナップルを混ぜたような爽やかで強い酸味が特徴の果物です。日本では手に入らないので、どこのスーパーでも売っている「レモン+砂糖」で代用しました。結果レモンでも十分おいしくできました!もしオレンジ果汁、パイナップル果汁があればそれでも代用できます。

クミンの香り甘酸っぱさのおかげで後味はさっぱり。食欲の出ない暑い夏にもお勧めです‼

材料(4人分)

豚バラブロック400g
塩 小さじ1
砂糖 大さじ1
胡椒・クミンパウダー 適量
パクチー(香菜)又はパセリ 2株くらい(大さじ2)
トマト 1個
玉ねぎ 1個
ピーマン2個
にんにく3片
ビール(発泡酒でも良い)約1缶(250ml〜350ml)
レモン汁大さじ1.5
砂糖大さじ1.5
小麦粉 大さじ2
チリパウダー (あれば) 小さじ1
クミン  小さじ1~2
塩 小さじ1

作り方

  • 豚肉をひと口大に切ります。砂糖、塩、胡椒、クミン、揉み込んで下味をつけ10分ほど置きます。
  • お肉に下味をつけている間に野菜類を切ります。にんにく、パクチー又はパセリ、玉ねぎはみじん切り。トマト、ピーマンは角切りにします。
  • 下味をつけておいた豚肉に小麦粉をまぶします。
  • 深めのフライパンか鍋にサラダ油を熱し、豚肉を重ならないように、広げるように入れます。なるべくお肉を動かさないで、強火で表面全体に美味しそうな焼き色(きつね色)がつくまでカリッと焼きます。

  • 焼けたらお肉を取り出します。 お肉を取り出したそのままの鍋(豚の脂が残った状態)に、油約大さじ1(分量外)を足して野菜類を投入します。
  • 玉ねぎが透明になり野菜がしんなりして火が通るまで中火で10分ほどじっくり炒めます。
  • 鍋にお肉を戻し入れ、★の材料を加えます。
  • さらにビールを注ぎます。(ビールを投入すると一瞬、泡がぶわっと立ちます。)沸騰したら弱火にし、フタをして最低でも約20分、ホロホロのお肉が食べたい方は焦げ付かないように少しずつ水を足しながら約1時間煮込みます。味見をして塩コショウで整えます。

煮込み時間が 20分でも、それなりに歯応えがあって美味しいです。その場合、最後にフタを開けて軽くトロミがつくまで水分を飛ばしてから火を止めます。

ご飯やじゃがいも、サラダを添えてもおいしく召し上がれます。

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この記事を書いた人

エクアドル在住15年以上。標高2000mを超えるアンデスの田舎町で暮らしています。
現地でのリアルな体験やクスッと笑えるエピソード、そして日本の食材で楽しめる南米風レシピを発信しています。

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