アマゾンのグルメ、巨大芋虫“チョンタクロ”

アマゾンの伝統食「チョンタクロ(芋虫)」が次世代フードとして再評価 されているそうです。

2026年、サステナブルな食文化としてエクアドル・アマゾン地方の伝統食材「チョンタクロ(Chontacuro)」が改めて注目を集めています。チョンタクロはヤシの木に育つ芋虫。現地では古くから貴重なタンパク源として生や串焼きで食べられてきました。「世界のゲテモノグルメ」と言われているものの侮るなかれ、実は高タンパクで良質な脂質を含んでいて栄養豊富なスーパーフードなんです。環境に優しい「次世代の昆虫食」として外国人観光客のチャレンジメニューとしても大人気です!

先日、友人がチョンタクロを手に入れてチャレンジしました!昆虫恐怖症の自分は…やっぱり無理です。ごめんなさい。😥 触るのはもちろん見るのもイヤ!というわけで勇気あるチャレンジャーの友人を取材してみました。

芋虫苦手な方は閲覧注意。

チョンタクロの見た目は?

白くてパンパンに太った、巨大カブトムシの幼虫といった感じです。

  • サイズ:大人の親指ほど。(約5〜7cm、太さ約2cmくらいで丸々している)
  • 胴体の色:少しクリーム色がかった白色をしています。表面はテカテカしていて、うっすらと透明感があります。
  • 頭部:胴体とは対照的に、硬くて黒色をしています。
  • :胸のあたりに小さなものが数対あるだけなので、体をクネクネと波打たせて激しく動きます。気持ち悪すぎて身震い。😣

調理方法は?

海老だと思えば…。

焼き(グリル)と生食どちらもOK

  • 焼き(グリル)の場合: 最も人気のある食べ方は、串焼き(ピンチョ)にして炭火でじっくり焼きます。又はフライパンで海老のように炒めます。
  • 味と食感:外側はカリッと香ばしく、噛むと中から濃厚な脂がジュワッと溢れ出ます。友人曰はく豚の脂身(ラード)を食べてるみたい…だそうです。
  • 香り:バターや焼いたナッツのような、良い香りがします。
  • 頭部の黒い部分:頭の部分は食べられますが、現地でも食べずに残すか、頭だけちぎって捨てます。胴体は柔らかくジューシーですが、頭部はカブトムシの幼虫やクワガタのように硬い殻になっています。

    頭だけ残ったお皿
  • 生食の場合:現地の人はとっても残酷ですが生きたまま頭をちぎって丸ごと食べます。丸ごと口に入れると、チョンタクロの強力な顎で舌や口の中を噛まれて怪我をすることがあるので危険です😨
  • 味と食感:口に入れた瞬間に皮がパチンと弾けて、大量の液体(チョンタクロが食べたヤシの木の油と思われる)が口いっぱいに広がります。皮はガムのように弾力があって噛み切るのが難しいそうです。

友だちは何の抵抗もなくフライパンで炒った幼虫を手に取り、パクンとお尻からかぶりつき、「ふぅん」とじっくり噛みしめて味わっていました。どんなすごい食レポが出てくるのか、彦摩呂さんを超えるのか…と期待していると「マンテカ(豚の脂)そのものだね」の一言でした。そ、それだけ…?「お口の中がヤシの木畑や~」とか「芋虫のダンスパーティーや~」とかはないのか? 彦摩呂さんの凄さがわかりました。

激しく煙が上がります。体がほぼ脂だからでしょう。

チョンタクロの成虫は?

チョンタクロは大きくなると、「ヤシオオオサゾウムシ(学名:Rhynchophorus palmarum)」という大型の黒い甲虫(カブトムシやクワガタの仲間のゾウムシ)になります。 

見た目:体長は3〜5cmほどで、全身が真っ黒な体をしています。

チョンタクロのユニークな採取方法とは?

幼虫(チョンタクロ)は栄養満点で美味しい大人気?グルメですが、😅 成虫になるとヤシの木を枯らしてしまうため、農家などからは「ヤシの天敵(害虫)」として扱われています。 

  • 高くなったヤシの木を切り倒す
    実を収穫し尽くした、または高くなりすぎて実が採れなくなったチョンタ(ヤシの木)を、斧で根本から切り倒します。 
  • 幹に傷をつける
    切り倒した幹に、ナタでいくつかの深い切れ込みや穴を作ります。成虫のゾウムシはそういうところを好んで卵を産むので、いわば産卵のための「おとり」のような場所を細工します。
  • ジャングルの中で2ヶ月放置する
    幹をそのまま森の中に放置します。すると匂いに引き寄せられた成虫が卵を産み、孵化した幼虫がヤシの柔らかい芯をモグモグと食べて、丸々と太っていきます。 
  • 幹を割って芋虫掘り
    約1〜2ヶ月後、先住民族たちが再び戻ってきます。外皮はそのままですが、中は幼虫たちが食べ進めてスカスカになっています。ナタで幹をパカンと割ると、中から白くて太ったチョンタクロが出るわ出るわ…。大量にゴロゴロと出てくるので、それを手で収穫します。

まるで芋虫の養殖所みたいなものでしょうか。想像しただけで卒倒しそうですが、先住民にとっては貴重なたんぱく源なのです。見た目はカブトムシの幼虫と似ていますが、彼らは(カブトムシ)腐葉土などを食べて育つため、味も、香りもチョンタクロには到底及ばないそうです。衛生面でも問題があるため、間違ってもカブトムシの幼虫を食べるのはよしましょう。😝

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この記事を書いた人

エクアドル在住15年以上。標高2000mを超えるアンデスの田舎町で暮らしています。
現地でのリアルな体験やクスッと笑えるエピソード、そして日本の食材で楽しめる南米風レシピを発信しています。

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