【黄金のミルク?】日本未発売、黄色い初乳の実食レビュー

YouTubeの動画で、親が子供に大きなリボンをかけた箱を渡し、開けると中からかわいい子犬が…。子供が“Oh my gash!!”と泣きながらワンちゃんを抱きしめる。そんな素敵な光景を見たことのある方もいるのでは?

さて、ここエクアドルの田舎では親が子供に子牛をプレゼントするということがあります。なんせ山また山の山岳地帯、牛のエサとなる草は豊富にあります。雌牛は大きくなると子牛を産み、牛乳を毎日約30ℓも出してくれるそうです。牛乳を売ってお小遣いを稼げるのです。

そんなことで、エクアドルではその辺の小さなお店や道ばたで搾りたての牛乳が売られていたりします。

ところで、いつも同じ時間、同じ場所で牛乳を売っている家族がいるのですが、牛乳1ℓなんと60セントという安さ!しかも搾りたてでまだ生温かい。

ある日、牛乳を買いに行くと黄色い牛乳とやらを売っているではありませんか。“何だこれ!?”とジーっと見ていると、同じく牛乳を買いに来たおばさんが“これ、初乳だよ”と教えてくれました。初乳とは子牛を産んだばかりの牛から出る乳のことで、5日間限定で売られるそうです。(日本では販売禁止らしいです)

“生まれたての子牛が飲むものを人が取り上げちゃっていいの?”ときくと“子牛はそんなにたくさん飲めないからいいんだ”とのこと。初乳はたんぱく質やビタミンがたくさん含まれていて、栄養豊富だといわれています。

“どうやって飲むんですか?”と聞くと“火にかけた初乳にシナモンと黒砂糖をいれ、甘くして飲む”ということでした。

とりあえず初乳を1ℓ買ったものの、やっぱりもっと買っておけばよかったと次の日も行ってみると、明らかに色が薄くなっていました。日を追うごとに色は薄くなり、子牛を産んで5日以上たった牛乳はいつもの白い色に戻ってしまうのです。

一日ずつ色が薄くなっていく。

さて、とりあえず殺菌のために初乳を火にかけると、たんぱく質が多いせいかドロドロと固まり始めます。

よく牛乳にお酢を入れてカッテージチーズを作りましょう~🎶、というレシピがありますが、そんなのを入れなくてもかってに固まり、もはや飲めるという状態ではなくなりました。ちょっと味見してみると、正直、不味い…。普通の牛乳から甘味を取り除いて、さらに牛乳臭くした感じ。

たしかにこれはシナモンや砂糖を入れて味付けしないと使えないなと思いました。カッテージチーズのような食感と風味なのですが、なんか足りない。

そんなわけで、カッテージチーズとクリームチーズの間みたいになった初乳に、イチゴと砂糖を加え、クラッカーにのせて食べてみると…ねっとりした食感で、濃厚な味わいでした。子牛には申し訳ないですが、なんだか元気になった気がしました。自然豊かなエクアドルならではの珍しい体験でした。

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この記事を書いた人

エクアドル在住15年以上。標高2000mを超えるアンデスの田舎町で暮らしています。
現地でのリアルな体験やクスッと笑えるエピソード、そして日本の食材で楽しめる南米風レシピを発信しています。

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