ゴール一発で明日が祝日に変わる国、エクアドル

再び爆誕!エクアドルの祝日。観光を盛り上げるためか大統領令によって4月30日がいきなり休日になって2ヵ月。大盛り上がりの4連休の記憶もまだ新しい6月26日、再び大統領が休日宣言をしました。なぜ?何があった?

理由は前日の6月25日にエクアドルがサッカーワールドカップで強豪ドイツを2-1で破って決勝トーナメント進出が決まったから。えっ!そんなことで祝日が爆誕するの!?

たしかに南米は熱狂的なサッカーファンが多いのですが、そんな簡単に大統領令(Executive Decree 431) を出して休日を誕生させてしまうことにびっくりでした。確か日本だと、新しい祝日を作るには法案が出て審議されて、ニュースで解説されて…と長い道のりがあるのでは。
一方エクアドルは、ドイツ戦に勝ったその勢いで「明日休み!」が本当に通ってしまうのです。

日本ではサッカーワールドカップよりオリンピックの方が盛り上がるものですが、エクアドルではオリンピックと言っても、いつ、どこで開かれているのか知らない人がほとんどです。😅日本では冬季オリンピックが開催されていた時、“りくりゅう!ステキ~”と連日ニュースになったものですが、エクアドルでは、“今年オリンピックが開かれてるよね~”と言っても“へぇ~そうなの?”くらいの白けた反応し返ってきませんでした。

それがどっこいサッカーとなると道ばたでは選手のユニフォームを模したTシャツがあちらこちらで売られ、乗用車やタクシー、公共交通機関のバスまでもがエクアドルカラーのテープを車体に張り付けてが走っているのです。

試合時間が近づくとあちこちの家やお店が爆音で試合中継を見始め、嫌でも試合状況が耳に入ってきます。家の中で試合観戦するのに大音量の出るラッパを買い、ゴールが決まりそうになるたびに奇声が上がる。🎺静かな環境で育った日本人からするともはや騒音の域。そしてエクアドルの勝利が決まった直後から、車がクラクションを鳴らしながら走り回り、人々は上機嫌でエクアドルのストリートフード “サルチパパ” を食べに外へ繰り出す。そして、大統領がいきなり“翌日を祝日にしまーす‼”と宣言。もう優勝したような喜びように、クスッと笑ってしまいました。😁

しか~し!そんな陰で、迷惑をこうむった人たちも少数ながらいるのです。その一人がサッカーには全く興味のない60歳半ばのうちのご近所さん。爆誕した休日の日も、どうしても必要な手続きをするため、わざわざバスに乗って電気会社へ行ったところ、固く固く閉ざされた扉を前に呆然。😨

“えっ、なに?どういうこと?”と混乱しながら周りの人に聞いたところ、サッカーで勝ったから今日は祝日になったと言われ、何もできずに再びバスに乗って帰宅するハメに。疲れ切った様子で、何とも気の毒なことでした。


大統領令でいきなり休日が誕生すると、学校や市役所、公共インフラ機関、銀行などなど突然休みになってしまうので要注意です。例えば“金曜日に銀行でお金おろそうっと”なんて思っていた人たちは大ピンチ!銀行にもよりますが、土日は休みだったりするので、お金をおろしそびれれた人たちは、3日間耐えなければならないのです。こういう時のためにキャッシュカードは必須ですね。

さて、エクアドルの次の対戦相手はメキシコ。これに勝ってしまったらどうなるのか?再び休日が爆誕する日は近いのか遠いのか、静かに見守りたいと思います。🤪

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この記事を書いた人

エクアドル在住15年以上。標高2000mを超えるアンデスの田舎町で暮らしています。
現地でのリアルな体験やクスッと笑えるエピソード、そして日本の食材で楽しめる南米風レシピを発信しています。

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