エクアドルで餅!? 地球の裏側で見つけた大福の正体 

クエンカ(Cuenca)に行った時のこと、道ばたで“MOCHI”と書いた紙を持って立っている人を発見!

“MOCHI”ってあの餅? 近づいてみると、何やら大福餅らしきものを売っています。直径7cmくらいとけっこう大きいのに一個1ドルとまずまずの安さ。南米で大福に会えるなんて感激‼でもこれは本当に餅なのか…。色も緑や黄色など、とてもカラフル。なんだか夢のある色使い。毒々しい色という人もいますが…。

とりあえず一個買ってみることに。どんな味があるのか聞いてみると、オレオ、マラクヤ(酸味のあるフルーツ)、ココナツなど日本では見たことのないものもあって、好奇心が刺激されます。イチゴやミルク味はありきたりなので、迷ったあげくマラクマンゴー味(マラクヤとマンゴーのミックス)を買いました。

見た目はとってもおいしそう。袋に入れてくれるのかと思ったら、紙ナプキンにホイッとのせて「どうぞ」と手渡してくれる。あれっ?大福ってこんなに軽かったっけ?持った瞬間の違和感に不安と期待が高まります。

そしてパクっと一口… ん?いきなりクリーム出現!あんこではなくホイップのようなクリームだから軽いのか?

かぶりつきではありません。歯形が残っているのではありませんので、ご安心を。

求肥はものすごーく薄く、2mmあるかないか。餅はもはや皮でなく“膜”でした…。

求肥のもちもち感が大好きな自分にとってはちょっと残念。売っているお兄さんに「餅ってどんな粉で作ってるんですか」と聞くと“餅米粉”(harina de arroz glutinoso)とのこと。求肥は“もちもち”というよりかは餃子の皮を少し柔らかくしたような感じ。“餅”と言われるとちょっと違う。見た目は大福なんだけどな~。エクアドルで餅や大福を作るのって材料が手に入りにくいから難しいんだと思います。

うまくスプーンで切れなくて汚い断面で失礼。念のため、これもかぶりつきではありません。

でも中のクリームはマラクヤの酸味とマンゴーの甘さがバランス良く、とってもおいしかったです。クリームもしっかりつまっているので、一個食べるとまずまずのボリューム。ケーキを食べたくらいの満足感がありました。軽いけどけっこうカロリーは高いのかなと思いました。

餅と思わず“大福風ミニパフェ”だと思えばかなりいけます。生クリーム好きのエクアドル人にウケるのか、けっこうひっきりなしにお客さんが来ていました。

それなりにおいしかったのですが、やっぱりモチモチの大福は日本で食べるべしと思いました。でも新種のデザートとしてはいいのかなと思いました。

餅の再現度はともかく、日本のデザートを愛してくれる人がいることを知って嬉しく感じました。ごちそうさまでした。

こんな大福が食べたかった…!
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この記事を書いた人

エクアドル在住15年以上。標高2000mを超えるアンデスの田舎町で暮らしています。
現地でのリアルな体験やクスッと笑えるエピソード、そして日本の食材で楽しめる南米風レシピを発信しています。

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