コーヒーにピッタリ、トウモロコシの軽食ウミタス

ウミタス(humitas)はチョクロのミニケーキみたいなものです。日本では“チョクロ”とは何ぞや?という人がほとんどでしょう。簡単にいうと白いトウモロコシです。

日本では”白い妖精”や”ホワイトショコラ”などチャーミングな名前で糖度も高い白トウモロコシが売られているようですが、”チョクロ”はその名の通りこれっぽちもチャーミングさを感じさせない名前なうえ糖度もほぼありません。

初めて食べた時は家畜の餌かと思ったほどです。はたまた栽培に失敗したできそこないコーンなのか…。ウミタスはそんなチョクロを潰してチーズを混ぜ込み、チョクロそのものの皮で包んで蒸した小さなペストリーです。

家畜の餌などと言うと食べる気が失せるかもしれませんが、良く言えばチョクロは味の主張がありません。なのでチーズやバターと合わせるとホクホクしたおいしいケーキに生まれ変わるのです。エクアドルでは午後のおやつや朝食にコーヒーと一緒に食べられています。

チョクロは日本では手に入らないので代わりにトウモロコシでアレンジしました。

ウミタス

材料(8人分)

トウモロコシ
 
2本
(またはスイートコーンホール缶詰1缶ー固形量 250g)
玉ねぎ 1/2個
パセリ大さじ1
ニンニク1片
【A】牛乳 50ml
【A】卵2個
【A】レモン汁大さじ1
【A】コンソメ小さじ1
【A】塩小さじ1/2
溶かしバター 40g
とろけるチーズ50g
小麦粉
100g
(コーン缶を使う場合は、コーンの水分が多いので、小麦粉を120g位に増やして下さい。)
ベーキングパウダー10g
飾り用のとろけるチーズ適量

作り方

  • トウモロコシを縦にし、包丁で側面を削ぎ落とします。(約250g分の粒を取ります。)またはスイートコーンホールの缶詰の水を切って、コーンの固形量を約250g計っておきます。
  • 玉ねぎとニンニク、パセリはみじん切りにします。ミキサーにかけるので、おおまかで大丈夫です。
  • フードプロセッサー又はミキサーに、①のトウモロコシ、②のタマネギ、ニンニク、パセリ、【A】の材料を入れます。
  • ドロっとした液体になるまで回します。
  • ④をボールに移し、溶かしバターととろけるチーズを入れて混ぜます。最後に小麦粉とベーキングパウダーを入れて、ザックリと混ぜます。

  • 型に流し入れてお好みの量のチーズをのせます。鍋に型の1/3ほどの高さまで水をはり中火で30分くらい蒸します。(又はオーブンで焼くこともできます。)

エクアドルではトウモロコシの皮をきれいに剥ぎ、お湯で茹でて柔らかくします。大きめの葉を2枚用意し、大さじ2杯くらいの生地をのせます。2枚の葉の側面を折り込み、両方の葉の先端を折り込みます。余った葉を細く裂いて紐のように結びます。ちょっとテクニックがいりますが、トウモロコシの皮のほのかな甘い香りがして更に美味しくなります。

簡単で、短時間でできる南米の軽食です。素朴な味で飽きません。ぜひ、作ってみてください。

コーヒーに良く合います。
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この記事を書いた人

日本の真裏に位置するエクアドル。その中でも標高2000mをこえるアンデスの田舎町に住んでいます。
カルチャーショックな出来事、南米の料理レシピ、観光情報などをお届けします

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