寝かせてちょうだい、エクアドルの母の日

母の日といえば日本ではお母様方にカーネーションを送るのが定番でしたが、最近は高級スイーツや美容グッズなど、なかなかお金のかかる行事となってきましたね。

エクアドルでも5月の第二日曜日は母の日でなのですが、南米らしくやかましい一日となっています。

5月12日、午前0時…今年も例年通り始まりました。午前ですよ…..

なんと大きなスピーカーを積んだ車が、家々をまわり始めるのです。そしてあらかじめ予約を入れていた家の前でぴたりと停まり、10軒先まで聞こえるような大爆音で音楽をならし、母の日の歌を歌い始める…。

迷惑この上ないイベントです。20分ほどすると車は数軒先の家まで移動、また大爆音で音楽が鳴る。なんでお日様が昇ってからやってくれないのか理解に苦しむところです。

朝になると家族でお出かけ。ちょっと派手目の風船やマグカップなどを買ったりとショッピングタイム。100円くらい出せば、バラが3、4本買えます。エクアドルはバラの名産地で外国に輸出していることもあり、カーネーションではなくバラが一般的です。

その後、誰もかれもがケーキを買って帰ります。かなり見た目も毒々しい色鮮やかなケーキですが、中身はフルーツなどが入っているわけでもなく、まさにスポンジケーキ。かなりベーキングパウダーの力を借りているのか、立派に膨らんだちょっとボソボソ感のあるケーキ。

めちゃくちゃカラフル
美味しそう?

買わないけど試しに“いくらですか?”って聞いたら、値下げ交渉したわけでもないのに“6ドル(約900円)だけど5ドル(約750円)まで下げられるよ”とのこと。だったら最初から5ドルで売ればいいのに…。

直径25cmくらいの大きさなのに、意外と安いもんだなと感心。

日本では思春期に入ると子供たちは親とあまり打ち解けなくなっていくものですが、エクアドルでは30歳過ぎたおっさんでもお母さんと腕を組んで歩いています。女の子もいくつになってもお父さんと手をつないで歩いています。

なんともほほ笑ましい風景です。

エクアドル人にとって、母の存在は大きく家族みんなから大切にされます。尊敬や感謝も絶大です。

ところで迷惑この上ないと思っていた、真夜中のイベント….寝れないので歌詞を聴いてみると、なかなか泣けてくるではありませんか…….。😭

愛するお母さん。
今日この日に感謝します。
これまでずっと私の世話をし、導いてくれてました。
あなたのアドバイスを心に留め、決して忘れません。
慈しみ深い、美しい美しい、
愛しいお母さん。
いつも忍耐強く私を導いてくれました。
知恵がいっぱいの賢いお母さん。
ありがとう。
あなたに感謝します。

思っていても、感謝の気持を言葉で伝える機会ってなかなかないですよね。

お金のかからないエクアドルの母の日ですが、母親に対する感謝と愛情を精一杯伝えるエクアドルの人たちを見て心が癒やされました。

で、ちなみに「父の日は何をするの?」と質問すると、

「ん~、べつに何も。」

ですと。気の毒なお父さん。😅

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この記事を書いた人

日本の真裏に位置するエクアドル。その中でも標高2000mをこえるアンデスの田舎町に住んでいます。
カルチャーショックな出来事、南米の料理レシピ、観光情報などをお届けします

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