バナナチップスはお好きでしょうか?
日本で売られているバナナチップスは、フルーツとして売られている甘いバナナを油で揚げたものが主流ですが、ここエクアドルでバナナチップス(Chifles)といえば調理用バナナをフライにしたものを指します。
調理用バナナとは、調理しないと食べられないバナナです。(説明になってない…🤪)
南米ではベルデ(緑)と言われていて、皮も中の実もレンコンみたいにガジガジしていて硬く、生で食べるのはとても無理。チャレンジャーな人はかじってみるのもいいかもしれません。
そんな調理用バナナですが、チップスにするとあら不思議、香ばしくて癖もなく、いくらでも食べられてしまうのです。甘みはなく、南米ではスープに散らして食べる人が多いです。
特にバナナの産地、コスタ(海沿い)に住む人たちは、ガシッとバナナチップスをわしづかみにし、豪快にスープにぶち込んで食べています。お上品にプカプカ浮かぶクルトンとは大違いです。
“スープで濡れたバナナチップスは嫌だ!”という人はそのままパリパリと食べています。
作り方は簡単で、調理用バナナを薄く切り、油で揚げて塩をふるだけ。
こう書くと“な~んだ簡単じゃん!”と思われるかもしれません。…が調理用バナナって皮をむくとベタベタしていて接着剤みたいに手やら包丁やらにくっつくのです。
もちろん水や石鹸で洗っても落ちません。秘策は手に油を塗ってからバナナを触ること。
面倒くさい人は出来上がったものを買うにかぎります。
ビールのおつまみにピッタリです。
調理用バナナは通販でも手に入るので、作ってみたいと思われるかたはチャレンジしてみてくださいね。
または、スーパーで売っているバナナで、まだ青いバナナを見つけたらチャンスです! 全く同じではありませんが、美味しいバナナチップスが出来ますよ。
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