エクアドルのシエラ(山岳地帯)ではクイと呼ばれるモルモット(天竺ネズミ)の丸焼きが食べられています。“クィクィ”とかわいい声で鳴き、その愛らしい姿から日本の動物園ではふれあい広場のアイドル。
そんなクイもエクアドルでは食料。(クイの丸焼きの写真が出てきますので苦手な方は閲覧注意)
“日本では子供たちが抱っこしてかわいがるんだよ”っていうと、地元の人はみんな大ウケ。
そんなある日、クイの丸焼きをするというので行ってみると、毛をむしっている真っ最中。
ツンツルテンにされたクイの恐怖映像が目に飛び込んできます。
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香辛料をていねいに塗り込み、棒にぶっ刺して炭火焼きに…。とちゅう何度かソースを塗りながらこんがり焼き上げます。
こんなのを日本の子供たちが見たら大泣きすることでしょう。
お味は、ちょっと野性的で臭みがあります。
食感はどちらかというと鶏肉に近い感じ? 小さいせいか、肉はほとんどありません。
香ばしく焼けた皮を食べるという感じです。分厚めの皮から染み出る脂がちょっと胃に重い…。
そんなクイですが、レストランだと日本円で2500円くらいする、お高いメニューなのです。
鶏料理の5倍くらい!
でも、おもてなし大好きなエクアドル人は、気前よく飼育しているクイを捌いてご馳走してくれます。
日本では愛玩動物、ペットなので、間違っても食べてみようなんて思わないでくださいね。
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