トゥングラアウア火山の麓にある町 “Baños”。

Bañosとは温泉という意味があり、その名の通り温泉の町なのですが、他にもたくさん見どころがあります。

その中でもカサ・デ・アルボル(Casa del árbol)はお勧めの場所です。標高1.800mのバニョスからバスで一時間弱、標高2.660mの山の上にあります。バスで行くと運賃1ドル、入場料も1ドルと良心的なお値段です。

中はよく手入れされた庭園になっています。晴れているとトゥングラアウア火山が間近に見え、かなりの迫力があります。火山の観測所にもなっていて、小さな小屋にいろんな年代の火山灰が展示されています。頼んでも頼まなくても80代のおじさんがボランティアで火山の説明をしてくれます。
カサ・デ・アルボルの人気スポットは何といってもブランコ!山の急斜面に設置されているので、まるで空中ブランコのような感覚をあじわえます。
勢いよくブランコをこぐと空を飛んでいるような爽快な気分になります。

巨大火山トゥングラアウアを横目に、眼下の町を見下ろしながらの絶景に大人も歓声をあげて大喜びなのですが、高所が苦手な人は目をつぶって絶叫しています。

ブランコはしっかりした作りで安全ベルトがあります。仮にブランコから落下しても死ぬほどの高さではないのでご心配なく。
ブランコから少し離れたところにロープウェイ遊具もあります。こちらは景色の良さはありませんが、けっこう高さがあり、スピードも出るのでスリルがあります。いい歳した大人が童心に戻れる楽しい場所です。

ひとしきり遊ぶとお腹がへります。カサ・デ・アルボルを後にし、バスで15分ほど下ったところのレストラン、カフェ・デル・シエロ(Café del cielo)へ行きました。

お値段は少し高めですが、見晴らしが素晴らしく、山々に囲まれたバニョスの町を一望できます。まさに天空のカフェテリア!友人の話では夜景もとってもきれいだそうで、機会があったらリピートしたい場所です。


ちょっとおしゃれなワッフルを食べたあとレストラン周辺をブラブラと散歩しました。よく手入れされた庭園になっていて、花や野菜などが植えられています。大きな実をつけたアボカドの巨木もたくさんあり、涼しい陰を作ってくれています。
のんびりとレストランを楽しんだ後、バニョスの町まで歩いて帰ることに。車道ではなく山道を下ると徒歩45分ということでハイキング気分でスタートしました…が! かなりハードな下り坂でヒザが笑いっぱなし。😆
きれいな鳥の声やあちこちから流れ出る湧き水の爽やかな音を励みに何とか町までたどり着きましたが、その後の筋肉痛は半端なかったです。日本人だとこのあと温泉へGo~!というところですが、友人によると“温泉は入浴者の数が増えるほど濁ってくるので入るなら朝一番に行くのがいいよ”とのこと。常時浄化されているわけではないのか…?。こちらは温泉といっても日本のように全身洗ってから入るわけではないのでそれもまた仕方ないのかも。
それでもきれいな景色と空気に癒された一日でした。😊
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